Inquisit 日本語版入門資料

IATなどの潜在指標を測定するときに、Inquisitというソフトがよく使われます。Dr. Sean Draine が設立したMillisecond Software社が出しているソフトです。Dr. Sean Draineはかの有名なIAT開発者である Dr. Tony Greenwald に師事しており、そのときに開発されたのがこのソフトだそうです。そのため、潜在指標の測定においては定評があるソフトウェアです。

ただ、このInquisitの最大の難点はとにかく日本語資料が存在しないということです。私も学部生のときに英語のユーザーマニュアルを読みながら独学で覚えました。(私の知っている限り、日本語資料はこれだけです。かなり古いですが……)

そういう事情もあり、Inquisit Webが導入されている私の所属研究室でも使っているのは私だけというのが現状で、なんとかInquisitユーザーを広げられないかとのことで、先日学部生にInquisitの使い方を教えました。その際のスライドをシェアしておこうと思います。

スライドの内容は主に、社会心理学らしく、Inquisitでどうやって質問紙を作るかがメインになっております。Googleフォームと比べたときのInquisitを使う利点 (2019年1月現在) は、IDの付与、ランダム化、条件分岐、画像提示などができることです。(正直、QualtricsやSurveymonkey有料版を使えるのならそっちのほうが圧倒的に楽です……買い切りライセンスがあるという点ではInquisitに軍配があがるのですが)また、質問紙を作ることが目的なのでtrial や blockについての解説はありませんが、潜在指標を使うには必要なのでそのうちアップロードするかもしれません。

IATなどのプログラミングは過去の作成者が こちら に公開してくれているので、基礎を一通り学んだら、それを改変して使うのがおすすめです。質問紙調査とかもこちらに公開されていますので、コードを見ながら構造を覚えるといいかと思います。

私も完全に独学で覚えたので、いろいろ間違いがあったら指摘してもらえると助かります。

困った際は公式のユーザーズマニュアルへ。

注意点ですが、結構バグがあります。公式のエディタは全角を使うと動作がおかしくなることが多いのでいつもNotepad++を使っています。Inquisit Webでも、コードを再アップロードしたにもかかわらず、再アップロード前のプログラムが実行されたりするバグがありました(キャッシュが残ってるのでしょうか)。これはコードのファイル名を変更することで回避できましたが……。とにかく、バグには気をつけてください。

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