研究関心・活動

私の研究関心は、一言で言えば「どのように人は騙されるのか」です。そのため、嘘・欺瞞・詐欺に関する心理学的研究を中心に行っています。(随時更新)

現在関わっている研究

嘘・欺瞞に関する研究
社会心理学の分野で代々行われてきた伝統的な実験パラダイムを用いた虚偽検出というよりも、日常生活での「嘘・欺瞞」に関心があります。国際共同研究も積極的に行っており、税関職員の嘘の見抜き方について調べた研究 (Levine, & Daiku, 2019)、や A few prolific liarsの日本での再現性検証 (Daiku, Serota, & Levine, in press)、虚偽検出実験での刺激の効果に関するリサンプリングシミュレーション(Levine, Daiku, & Masip, in press) を行っています。
近年では、文京学院大学の村井潤一郎先生と共同で、日常での欺瞞検知方略についての研究も行っています。

詐欺に関連した研究
詐欺被害は大きな社会問題となっていますが、未だ詐欺に関する心理学的研究は多くありません。詐欺被害の減少を目指し、詐欺に騙される心理学的メカニズムに関して研究を行ってきました(e.g., 大工・釘原, 2016; 大工・阿形・釘原, 2016, Daiku, Kugihara, Teraguchi, & Watamura, 2020)。2020年度までは秋田県立大学の渡部諭教授を研究代表者とする、大規模共同研究プロジェクト(JST RISTEX 高齢者の詐欺被害を防ぐしなやかな地域連携モデルの研究開発)に関わっていました。

体罰への容認的態度に関する研究
近畿大学の内田遼介氏・大阪大学の寺口司助教との共同研究です。体罰による問題が学校で発生している一方で、体罰を容認している人々が存在することもまた事実です。このような容認的態度がどのように形成されるのかという心理的メカニズムについて研究を行っています(e.g., 内田・寺口・大工, 2020)。

その他

FD(Faculty Development)の研究・実践
「大阪大学未来の大学教員養成プログラム」を修了し、大学での授業の質の向上を目指した研究・実践に取り組んでいます。

社会貢献活動
大阪大学大学院人間科学研究科・未来共創センターと共同で、詐欺対策に関するサイエンスカフェ・講演などを行っています。また、大阪大学SEEDSプログラムの講師として高校生にプレゼンテーションを教えた実績や、公益社団法人からの依頼で消費者教育教材を作成した実績があります。